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確立と期待値を考える

  まずは簡単な問題をだしてみましょう。
あなたは100万円を持っています。1個のサイコロを使ってある賭けをいたします。あなたならどの勝負をしますか?
@奇数の目がでたら150万円になり偶数の目がでたら50万円になる。
Aの目がでたら1,000万円になるがそれ以外の数字がでれば持っているお金がすべてなくなる。
Bがでたら130万円になるが、が出たら80万円になる。



どの目も出る確率は6分の1です。

@で奇数の目がでるのは6分の3です。勝負で勝つのは50%の確立です。負けるのも50%の確立です。配当は2倍であれば対等の勝負と言えます。これが期待値というものです。
今回は100万円のうち50万円を使って賭けていることになります。勝てば50万円が100万円になりますので2倍になるということです。そうするとこの勝負は期待値で通りとなります。

Aは100万円を賭けていることにになります。勝てば10倍の配当になります。の目が出る確立は6分の1ですので、期待値は6倍の600万円になります。がでたら1,000万円もらえるので大きく期待値を上回っております。

Bは実際は100万円のうち20万円を賭けていることになります。勝てば50万円をもらえますので配当は2.5倍です。が出る確率は6分の2です。期待値は3倍の60万円になりますのが、今回は勝っても50万円しかもらえないことになります。

ということで実際の配当が期待値を大きく上回っているAの勝負が有利になっています。ただし、100万円がサイコロ1回振るだけでで無くなるとなると思うと実際できないででしょうが、そこでこの勝負ができる人が本当に勝負師なんでしょうね。

ここでサイコロを使って説明いたしました。ギャンブルをやる時には必ず期待値というものを考え胴元がどれくらい儲かるようになっているのか考えるべきです。ただし、これを考えるとギャンブルはできなくなってしまいますが。

ギャンブル同様、自分が投資する商品にコストがどれだけかかり、不利なのか有利なのかを考えた上で投資するということが必要です。

確立・期待値を考える―2

次の問題です。
100円を払い1回サイコロを振ることができます。出た目により払い戻しがあります。払い戻しは
が出れば150円
が出れば120円
が出れば90円
が出れば90円
が出れば80円
が出れば70円
になります。あなたならこの勝負をしますか?



さてこの回答は
が出る確率は6分の1です。期待値は150円×1/6です。
同じくが出る確率も6分の1で、期待値は120円×1/6
は90円×1/6
は90円×1/6
は70円×1/6
は50円×1/6

合計の期待値は(150円+120円+90円+90円+70円+50円)×1/6になり、95円になります。100円でサイコロを1回振るたびに5円を損することになり、10回行うと50円を負けることになります。
このように金融商品がどういう仕組みになっているかを理解した上で投資することが大切です。
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