まず、外貨預金を行うには日本円を外貨に換えなければなりません。外貨を換えるのにはTTS(Telegraphic Transfer Selling
Rate)という銀行間決済相場で購入することになります。TTSはTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)という基準レートに一定の手数料を乗せたものです。また、外貨から円に戻す際はTTB(Telegraphic
Transfer Buying Rate)という同様にTTMに手数料を乗せた手数料で買い戻すことになります。
ほとんどの銀行のドルのTTB・TTSレートはそれぞれTTMレートに1円を乗せたものになっております。
例えば1ドル120円がTTMレートであった場合、円→ドルにするのにTTSレートとして121円必要であり、ドル→円に戻す際はTTBレート119円になってしまうということである。
1万ドル預金した場合1,210,000円が必要になり、円に戻す時は1,190,000円になります。コストが2万円かかることになります。20,000円÷1,210,000円=0.0165ということで。1.6%の金利が差し引かれることになります。